介護業界で働く医療専門職の人たちは、毎日厳しいプレッシャーと戦っています。
病院のように怪我人や病人はいないかもしれませんが、高齢者はそうした人たちよりも対応が困難な場合があるからです。
脳機能も身体機能も低下してきていますし、何かあったときには大事故に繋がってしまう恐れもあります。
緊張感を持って仕事をしなければ、最悪の場合には患者の命を奪ってしまうことにもなりかねません。
ですから、介護業界で働く医療専門職は日々ストレスが溜まっていってしまうわけです。
強いストレスのせいで、退職を選択する人も多くいます。
こうした問題を解決するためには、まずは社員の給与アップをするのがいいといわれています。
給与アップをすれば、多少のストレスでも頑張ろうと思うようなり、退職者の数も減っていくでしょう。
給料とストレスのかかり具合が均衡をしているなら何も問題はないのです。
そこに格差があるために、大きなストレスを抱えてしまうことがあるのです。
安い給料なのに重い責任を負わされることを嫌がる人が多いわけで、きちんと責任に見合った給料の支払いがなされるなら辞める人はもっと少なくなります。
そう考えると、最低でも病院と同程度の給与水準にすることが必要です。
介護業界は、人材不足が深刻化しており、これからはさらに高齢者の数が増え、医療専門職一人あたりの負担は増えていくはずです。
手遅れにならないうちに、このような問題は改善していく必要があるといえます。